2015/06/22

ベラルーシ派遣の中高生に復興特別大使を委嘱 

2015年6月22日 福島民報社
https://www.minpo.jp/news/detail/2015062223589

福島民報社は21日、一般社団法人「福島子どもの未来を考える会」(郡山市)のベラルーシ派遣団員59人に「ふくしま復興特別大使」を委嘱した。団員は復興特別大使として、東日本大震災や東京電力福島第一原発事故からの再生に向けて歩む本県の姿、県民の思いを発信する。

委嘱状の交付式は市内のビッグアイで開かれたオリエンテーションの席上、行われた。福島民報社の佐藤光俊取締役郡山本社代表が「ふくしまの元気、魅力を熱いメッセージとして伝えてほしい」と述べ、代表の大和田瑠華さん(ふたば未来学園高1年)に委嘱状を手渡した。大和田さんは「ベラルーシで多くのことを学び、今後の活動に生かす」と決意を述べた。

派遣団は、福島子どもの未来を考える会の長尾トモ子理事長が団長、橋本妙子理事と白石田和彦行健中校長が副団長を務め、天野和彦福島大うつくしまふくしま未来支援センター客員准教授ら引率者と県内の中高生50人で構成する。

7月31日に出発し、ミンスクのキャンプ施設に宿泊、文化活動やスポーツを通した交流活動を行う。放射性物質検査機を製造する「アトムテック」、世界から注目を集める人気ゲーム会社「ゲームストリーム」などを訪問し、8月10日に帰国する。

同会はベラルーシ政府から毎年、招待を受けており、派遣は4回目。今回はゲームストリームの招待もあり、過去最大規模になった。

ベラルーシはチェルノブイリ原発事故の被害を受けており、団員は問題意識を持ち、福島の将来に向け多くを学ぶ。福島民報社から三神尚子郡山本社報道部副部長が同行する。

   ◇  ◇

ふくしま復興特別大使の委嘱は福島ユナイテッドFC、県おかあさん合唱連盟、福島ファイヤーボンズに続いて4件目。8月に初めて行う「ふくしま未来応援団」事業で、全都道府県から本県に招く中学、高校生にも委嘱する。

■ベラルーシ派遣団
 ▽団長=長尾トモ子
 ▽副団長=橋本妙子、白石田和彦
 ▽引率者=天野和彦、佐々木清、柳沼恵、渡部真由美、荒康義、渡部みりい
 ▽高校生=橋本里咲、鈴木樹菜、寺島由貴、松本祐佳、杉本璃子、鈴木みなみ、杉浦美鈴、中村朱里(あさか開成)鯨岡洋星、大和田瑠華、小松維真、日下雄太、出雲優花、秋元和仁、山田拓甫(ふたば未来学園)長谷川瑠莉、庄子めぐみ、伊藤愛美、佐藤有羽、宇川梓、鈴木めぐみ、橋本保乃香(郡山)新開慧美子、増子万葉(日大東北)武田龍之佑(福島東)大槻佳奈(福島)武藤唯(安達)斎藤莉乃(橘)吉間律成(安積)鈴木夢(安積黎明)

 ▽中学生=深川奈留、赤羽里彩、藤田葵、渡部勇人、長岡歩夏、岩崎瑠香(富田)岩崎有稀、宗像南頼、佐藤菜つ美(郡山一)菅野美南、渡辺莉久、梶川芽生(白沢)吉田理桜、山崎恵理香(本宮二)佐藤隆伸(長沼)近藤里菜(明健)小松龍之介(須賀川三)和田奈那(行健)小林優斗(会津学鳳)遠藤花音(鏡石)

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