2015/04/15

岩手/汚染側溝土砂が増加 一関市、28カ所で除去必要

2015年04月15日 毎日新聞 地方版
http://mainichi.jp/area/iwate/news/m20150415ddlk03040135000c.html


東京電力福島第1原発事故による放射能汚染のため除去できない側溝土砂について、一関市は14日、水が流れず側溝機能が失われるなどしていて除去が必要な場所が28カ所にのぼると発表した。一昨年調査の7カ所から大幅に増えた。空間放射線量は地上1メートル地点で0・05〜0・16マイクロシーベルトだった。

市は昨年秋、除去要望を市民から受け付けたところ58カ所が挙がり、全てを調査して分かった。うち1カ所は、側溝から土砂があふれ、雨が降ると近くの住宅に流れ込む危険があるとして「緊急性が高い」と判断した。

市は各地区に除去土砂の仮置き場設置を目指しているが、58カ所のうち確保して運び込んだのは1カ所のみ。住民との設置協議にこぎつけたのも4カ所にとどまっている。

土砂の処理方針を決めていない国に対して市は「具体的に示すよう強く申し入れる」としている。

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