2015/01/28

内部被曝データ、570人分を再解析 南相馬市立病院/福島


2015年1月28日 朝日新聞より
http://apital.asahi.com/article/news/2015012900017.html


 南相馬市立総合病院は27日、東京電力福島第一原発事故後に実施した市民570人の内部被曝(ひばく)調査の結果が不正確だったため、再解析したと発表した。当時、事故後約4カ月間の内部被曝が1ミリシーベルトを超えた市民が1人いたと報告されたが、1ミリ未満だったとわかった。28日以降に正しい結果を通知し直す。
 再解析の対象は、2011年7~9月に、病院前にとめた車に設置された計測器で検査を受けた成人のデータ。計測器が屋外計測用に作られていなかったため、周囲の放射線も測定するなどして、実態とはずれた結果が出てしまった。
 病院は、東京大学の早野龍五教授(原子物理学)の協力を得て、当時の空間線量や受診者の体格などを考慮し、実態により近い数値を出す方法を開発。再解析の結果、セシウムによる事故後約4~6カ月の内部被曝は、全員が1ミリシーベルト未満だった。

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