2014/10/21

本栖湖のヒメマスからは放射性物質不検出/山梨


 釣期を迎える本栖湖(富士河口湖町)のヒメマスについて、県はサンプリングして放射性物質検査を実施し、ヨウ素、セシウムとも不検出だったと発表した。本栖湖漁協は春と秋にヒメマス釣期を設定しており、今秋は25日に解禁する。

http://www.sankei.com/region/news/141021/rgn1410210028-n1.html

産経新聞
2014.10.21

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こちらの元情報は、山梨県のHPにあります。


http://www.pref.yamanashi.jp/release/koucho/2610/nougyo-gjt17-2.html

みていくと確かに「不検出」の表示です。

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山梨県産のヒメマスについて検査を実施したところ、放射性物質は検出されませんでした。

農産物名/産地名/産地採取地/セシウム134(検査結果<検出限界値)/セシウム137(検査結果<検出限界値)/放射性セシウム検出限界値合計
ヒメマス/本栖湖/富士河口湖町/不検出<3.05/不検出<4.41/不検出<7.5

※核種別放射能濃度〔Bq(ベクレル)/kg〕
(採取日:平成26年10月10日、検査日:平成26年10月17日、検査機関:海洋生物環境研究所)
※放射性ヨウ素は、全て不検出でした。
※「不検出」とは、検出限界値未満であること示します。
※「不検出<」の後の数字は、検出限界値です
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これは、セシウム134と137の合計で、1kgあたり7.5ベクレル未満であることを測定できたという報告です。

もうすでに、みなさんご存じかと思いますが、不検出というのは、

測定限界値未満であれば「不検出」とする

という規定により、そう書かれているだけで、

「不検出=ND」は、「放射能汚染がない=0ベクレル」という意味ではない

のです。

ですから、不検出という報告の中で、測定下限値の表記がない場合は、元のデータをあたるなりして、確認する必要があります。それが、0に近い場合はそこで初めて、本当の数値に近いものがわかるわけです。

1kgあたり7.5ベクレルの汚染を安全とみるか、心配するかは、その人の条件によるでしょう。けれども、せめて子どもたちには、事故前に食べていたように、0ベクレルに近いものを食べさせたいと思います。


放射線による被ばく影響にしきい値はない以上、まだまだ長い人生を健康に送るためには、予防観点からして、それは当然の親の要望であると思います。行政がその住民の要望に添った措置をとるか、地域の経済や観光を優先するか、むずかしいところだと思いますが、少なくても、測定限界値を含む数値をきちんと公表することはしてほしいと願います。その上で、どう判断するかは、ひとりひとりの消費者、住民が選択することなのです。



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