2014/10/09

原木シイタケ、一部で出荷可能に 2年5カ月ぶり/岩手


 県は7日、国が花巻、北上、山田の3市町の露地栽培原木シイタケの出荷制限を一部解除したと発表した。福島第1原発事故の影響で2012年5月7日から出荷制限を受けており、約2年5カ月ぶりに出荷が可能になる。

 解除対象の生産者は花巻市20人、北上市2人、山田町10人の計32人。放射性物質を低減するための栽培管理に取り組み、生産物の国基準値(1キログラム当たり100ベクレル)以下であることが確認された。

 県内では現在、3市町を含む13市町で出荷制限が指示されている。

岩手日報
2014/10/08
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20141008_6


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復興のかけ声の下に、基準値以下のものがどんどん出荷制限解除されています。もちろん、生産者の血のにじむような取組みの結果であることは、言うまでもなく、それに対して、私たち安全を守りたい消費者は何ができるのかと自問します。やはり、放射能汚染を減らすための資材などは、原発事故の賠償で補償されること、移行値の少ないものへ変更するなどの生産調整に取り組むことは、政府の責任でなすべきではないかという声をあげ続けることでしょう。

一方で、食品による内部被ばくのリスクを減らすには、最新情報を得て対応していく必要がますます高くなっていきます。3年半経っても、予防に基づく食べものによる内部被ばく削減は、個々人でやらざるを得ない状況なのがつらいです。

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